パソコン組立・調整工 (パソコンクミタテチョウセイコウ)

コストダウンに伴い生産拠点は海外にシフトする傾向に

パソコン組立・調整工の主な仕事内容

パソコン製造の最終工程を受け持つのがパソコン組立・調整工です。
この職場は、大きく組立工程と検査工程に分かれています。パソコンの本体装置部分は、IC、LSI、コンデンサーなどのチップ部品が搭載されたマザーボード、電源装置、フロッピーディスク装置、ハードディスク装置、CD-ROMドライブなど、約30点の装置部品からなっています。
組立工程の作業者は、これらの本体装置部品を約3~5点にひとりの割合で受け持ち、定められた作業手順に従い、電気ドライバーを用いて所定箇所に部品を正確に固定し、コネクターを接続して組み立てていきます。入職後間もない作業者は単一の工程を担当しますが、慣れるに従い他の工程の作業もマスターしていきます。

 

パソコン組立・調整工になるには

 パソコン組立・調整工になるには、特別な条件、資格や制度はありません。男女ともに、高校卒業程度で健康であれば、だれでもなれるといってよいでしょう。
この仕事には、決められた作業方法と手順に従い、毎日予定された台数の組立をムラなく続ける忍耐力と注意力が必要とされています。
また、手先の器用さも有利な条件となります。組立の基礎知識をマスターし技能が向上したら、組立工程のレイアウトを含めた工程管理や品質管理、生産管理の知識を習得していくことも大切です。技能の習得度に応じて、試作品の組立や、不良品の手直しなどの仕事をまかされる場合もあります。
パソコンの出荷台数は今後も増加すると予想されますが、この仕事についてはパソコンの低価格競争に伴うコストダウンのため、最近は生産拠点を海外労働力にシフトする傾向もあり、今後はパソコン組立・調整工の労働力需要は減ると考えられます。


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