ガラス食器製造工 (ガラスショッキセイゾウコウ)

ガラス製造現場は、高温で騒音下の作業

ガラス食器製造工の主な仕事内容

ガラス食器製造工とは、毎日の生活で使われるコップや皿などガラス製の食器を成形する仕事です。
まず、ガラスの原料であるけい砂やソーダ灰などを混ぜ合わせた原料をガラス溶鉱炉の中で高温で溶かします。ガラス食器製造工は、水あめのようになった高温のガラスからコップや皿、鉢などのガラス食器を成形します。
成形方法は、ひとつひとつ手造りによる方法と、オートメーションで大量生産する方法に大きく分かれます。
手造りの場合、溶けたガラスをポンテ竿や吹き竿と呼ばれる金属製の棒で巻き取る。
図面に合わせ、温度の高いわずかな時間内に、特殊なコテやはさみを使って目的の形にしたり、金属性の型の中に息を吹きこんだり、プレスしたりして成形する。
機械の場合は、回転する機械の円周上に取り付けられた金型に、溶けたガラスが自動的に入る仕組みになっている。
ガラス食器製造工は、造る食器に合わせて金型を取り付けたり交換し、機械を操作して圧縮空気を吹きこんだりプレスしたりして食器を成形する。

 

ガラス食器製造工になるには

 ガラス食器製造工になるには特に学歴や資格は必要ありません。
中学、高校卒業程度の一般知識を持った人であれば、特別な能力や条件は必要としません。ほとんどが男性であり、一人前のガラス製造工になるには長期間の経験が必要なため、若い人が好まれます。
ガラスの性質を理解すること、手造りの場合は器具の特性を知ることが必要である。
オートメーションの場合は、機械の基礎的な知識が要求される。
目的の形を作り上げるために、手先の器用さやセンスが求められる。チームワークを保ちながらの作業が多いので協調性も必要となる。
手造りの場合、数百グラムから数キログラムものガラスを巻き取るため、体力が必要である。


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