機械組立工 (キカイクミタテコウ)

機械を誕生させる喜びを味わえる職業

機械組立工の主な仕事内容

機械組立工は、機械組立工程において所要の条件を満たした機械部品を組立図面に従って組立て、完成品として仕上げ、調整の上顧客に引き渡すという一連の作業を行います。
一般機械の生産は多くの工程に分かれているが、大きく分けると、工作機械などを使用して組立に必要な機械部品を生産する工程、部品を合わせて一台の製品として完成させる機械組立工程に二分されます。
機械組立工は、この機械組立工程において所要の条件を満たした部品を組立図面に従って組立てます。
組立終了後、総組立調整作業を行い、組立てた機械が検査仕様どおりの性能を発揮し、正しく作動するかどうかを確認します。
その後、さらに検査工あるいは技術者が検査を行い、社内検査に合格した後、顧客の立ち合い検査を受けて出荷されます。
この他に、完成した機械を顧客が指示した工場に据え付けるため、機械を解体して現地で組み立て調整する仕事や、改造や修理の仕事、機種によっては納入機械の巡回サービスも行います。

 

機械組立工になるには

 機械組立工になるには、特別な条件や制限はありません。他の職業からの転職者も活躍しています。
関連する資格として、厚生労働省が実施する技能検定の「仕上げ技能士」の資格があり、取得すると技術の証明として評価されます。
女子の場合は、大型重量部品を取り扱う作業は避けて、むしろ小物部品の組立、小型精密機械の組立などに従事しています。
今日、機械技術の進歩、発展は著しく、また、極めて精度の高い機械の組立て作業に従事するため、長期間にわたる組立技能の研さんとともに専門知識の習得が求められています。


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