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非破壊検査員 (ヒハカイケンサイン)

工業国では不可欠の専門技術者

非破壊検査員の主な仕事内容

非破壊検査員の仕事は、金属材料(素材)、機械の部品、金属の溶接部または構造物などを分離したり破壊することなく、その内部や表面に欠陥がないかどうか、ある基準に基づいて調べる非破壊検査を行う仕事です。

検査結果の信頼性は、検査に使用した機材の性能とともに、非破壊検査員の知識と技量に大きく影響されます。
このため、多くの検査規格や仕様書などでは、非破壊検査員として検査に関する知識と技量が所定レベルに達していることが要求されています。

 

非破壊検査員になるには

非破壊検査に従事するには、できれば日本非破壊検査協会などが実施する非破壊検査技術者の資格を持っていることが有利でしょう。非破壊検査の講座を持つ学校に入学し、非破壊検査に関する知識と技量を学習してから受験し、合格すれば非破壊検査技術者の資格が与えられます。非破壊検査に従事する人は、検査の専門分野の原理や適用する知識をマスターするだけでなく、一般的な理工学的知識を習得していることが必要です。そのため、大学の理工学部、工業高専や工業高校の電気科や機械科を卒業している必要があります。

近年、非破壊検査は、その対象物が金属材料から各種の新素材に至るまで広く利用され、より高い信頼性が求められています。
また、検査結果の処理と記録をコンピュータで行うケースも増え、製品や部品の国際的な物流が盛んなため、諸外国の非破壊検査に関する必要事項、規格、仕様書の内容を理解して検査に反映させることが必要な場合もあります。


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