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パン職人（フランス語でブーランジェ）は、私達の食生活を豊かで楽しいものにする新鮮でおいしいパンをつくるのが仕事です。
パンはさまざまな工程を経てつくられるわけですが、原材料の選択から焼き上げるまですべてを自分ひとりか家族を中心に数人で担当する個人経営のパン屋（ブーランジェリー）もあれば、自動化された大量生産ラインで、100種類以上のパンを大量につくる大手メーカーもあります。
一人前のパン職人（ブーランジェ）になるためには、数年から10年ほどかかり、朝早くから夜遅くまで立ち作業も多いので、覚悟も体力も必要とされる。

パン職人（ブーランジェ）になるのに特別な資格や条件は必要ありませんが、食品についての基礎的な知識は持っていた方がよいといえます。パンは種類によって原料配合や製造方法が異なるので、パンづくりの技術習得にはかなりの実務経験が必要です。したがって、入職は若い方が有利といえます。

パンを製造する技能が身につくと、独立して開業する人もいます。また、人口の多い大都市や近郊都市では、最近、パンを焼く小型のオーブンを設置し、焼きたてのパンを売る店が増えています。

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