臭気判定士 (シュウキハンテイシ)

悪臭の強さを測定するための国家資格

臭気判定士の主な仕事内容

悪臭防止法の改正により需要が増えるとみられている。悪臭は、普通多くの種類のにおいが混ざっていて、混ざることで強くなる場合が多い。においの測定はセンサーなどの機械では難しいとされ、現在、人間が嗅覚を使って測定している。測定は、臭気判定士が測定の対象となる悪臭を嗅いで最もにおいが強い時にサンプルを採集し、「パネル」と呼ばれる嗅覚異常のない判定者に試料袋と無臭袋を渡す。判定士は徐々に臭いを薄めていき、パネルが試料の入った袋を当てることができなくなるまで試験を続け、この結果をもとに悪臭を10以上の「臭気指数」(規制値は21まで)で表す。においの測定方法には分析機器による測定法と人の嗅覚を用いる嗅覚測定法の2通りある。臭気判定士とは嗅覚測定法を行うための資格であり、パネルの選定、試料の採取、試験の実施、結果の求め方まで全てを統括する。臭気環境分野で初めての国家資格である。環境保全の必要性が高まりつつある今、委託測定などの分析を行う、分析サービス業からの受験者が最も多く、最近ではISO14001の取得に取り組む企業が自主的な環境管理のために資格を取得するケースも増加している。


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臭気判定士になるには

社団法人におい・かおり環境協会が実施する臭気判定士試験に合格した後や試験前に、各検査機関で実施する嗅覚検査に合格すれば免状が交付されます。


資格について

※臭気判定士に関係のある資格を一覧でみれます。資格に必要な学校も同時に調べられます。

 

環境に関する資格


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