鉄骨工 (テッコツコウ)
鉄骨工の主な仕事内容
超高層ビルやドーム球場、大型イベントホール、大連絡橋などの構造物は、鋼構造技術やコンピュータ技術の発展によって建設できるようになりました。このような構造物を支える鉄骨や橋桁は、事前に工場で製作して工事現場まで運搬し、組み立てられます。大規模な工場の中では自動化された専用ラインやコンピュータ制御の機械が動いていますが、鉄骨や橋桁は毎回形状が異なるため、今でも勘と経験に頼る手作業が残っており、鉄骨工とは、このような工場の中で分業化された製作工程に携わる技能者をいいます。
鉄骨工になるには
学歴や年齢に制限はありませんが、工場の社員としての採用は、新規学卒者が中心です。また、中途採用の場合、溶接資格や鉄工技能士などの資格や経験があると有利となります。最近はコンピュータを使う作業も多くなり、パソコンなどの経験や適性がある人を募集する場合もあります。ほとんどの鉄骨や橋桁は受注生産であり、建物一つ一つについて毎回設計作業から始めます。工場を流れる製品も毎日変化するためロボットなどの導入が難しく、この職業は技能者それぞれの技術と判断力への依存度が高いのが特徴です。全般的に、鉄骨工の仕事は重量物を相手にし人手によることが多いので「よごれ仕事」をいとわない気概が必要ですが、製作した製品がどこにどう建てられるかがはっきりしており、完成した建物も長年にわたって使い続けられるため、作業に従事したひとりひとりの胸の中に自分の仕事の歴史が強く刻み込まれる職業です。
高校生の方:
鉄骨工を目指す大学や専門学校を探す
社会人やフリーターの方:
鉄骨工に必要な資格・講座を探す
関連記事
-
-
CADオペレーター (キャドオペレーター)
CADを操作してさまざまな設計図を作成する CADオペレーターの主な仕事内容 CAD
-
-
紡織保全工 (ボウショクホゼンコウ)
紡績業、織物業は1世紀を超える歴史と技術をもつ 紡織保全工の主な仕事内容 紡績業、織物業の生
-
-
造園施工管理技士 (ゾウエンセコウカンリギシ)
実際の造園工事を受け持つ 造園施工管理技士の主な仕事内容 環境保護や景観重視などのた
-
-
ガラス食器製造工 (ガラスショッキセイゾウコウ)
ガラス製造現場は、高温で騒音下の作業 ガラス食器製造工の主な仕事内容 ガラス食器製造工
-
-
ロボット設計技術者 (ロボットセッケイギジュツシャ)
安全性・生産性の高いロボットを作る ロボット設計技術者の主な仕事内容 産業分野では、
-
-
圧延工 (アツエンコウ)
機械、電気、そして冶金的な知識が必要 圧延工の主な仕事内容 超高層ビル、橋、船、車、
- PREV
- 書店店員 (ショテンテンイン)
- NEXT
- 放送エンジニア (ホウソウエンジニア)




