宅地建物取引士(タクチタテモノトリヒキシ)
宅地建物取引士の主な仕事内容
宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格者「宅地建物取引士(宅建士)」は、不動産売買や賃貸の仲介などの取引を公正に成立させるため、重要事項説明(取引前に買主や借主に行う物件説明)や重要事項説明書および契約書等への記名押印を行うのが主な仕事です。消費者が安心して行えるよう、宅地建物取引の専門家として的確なアドバイスや提案も行います。
土地やマンションの売買取引や仲介業務を専門とする宅地建物取引業を営むためには、事務所ごとに従業員の5人に1人以上の割合で専任の宅建士を置くよう法律で義務付けられています。そのため、宅地建物取引業者にとって宅建士の有資格者はなくてはならない存在です。資格を有することで年収アップや昇進・昇格なども期待できます。また、建築や金融業界などで幅広く活躍が出来、就職や転職の際にも有利になるでしょう。
宅地建物取引士になるには
まずは、宅建士を目指せる専門学校や大学・短大などに進学し、不動産業界や金融機関などへの就職を目指しましょう。
宅建士の資格試験は受験資格の制限がないので、在学中に宅地建物取引士に合格出来ると就職にも有利ですが、働きながら専門学校やスクールなどで学び、資格取得を目指す人もたくさんいます。
資格登録をするには、宅地建物の取引に関する実務経験が2年以上(資格登録申請時から10年以内)、または、登録実務講習を修了が要件になります。
※信託会社や信託銀行で宅地建物の取引に関する業務に従事した場合や地方住宅供給公社などで宅地建物の取得、交換、処分に関する業務に従事した場合なども実務経験として認められています。
関連記事
-
-
内装工 (ナイソウコウ)
美的感覚や空間判断力が必要 内装工の主な仕事内容 内装仕上げは、建物の室内の快適な居
-
-
照明デザイナー (ショウメイデザイナー)
光そのものをデザインする仕事 照明デザイナーの主な仕事内容 照明器具をデザインするのでは
-
-
土地活用プランナー(トチカツヨウプランナー)
土地活用のスペシャリスト 土地活用プランナーの主な仕事内容 土地活用プランナーは、土
-
-
建築物環境衛生管理技術者 (ケンチクブツカンキョウエイセイカンリギジュツシャ)
ビルの維持管理を行う国家資格 建築物環境衛生管理技術者の主な仕事内容 特定建築物(ビル)
-
-
土木施工管理技士 (ドボクセコウカンリギシ)
土木工学、建築業法、労働諸法令についての知識習得が必要 土木施工管理技士の主な仕事内容
-
-
建築ブロック工 (ケンチクブロックコウ)
若くして独立開業のチャンスに恵まれることも 建築ブロック工の主な仕事内容 建築ブロッ
-
-
金融ディーラー (キンユウディーラー)
相場界の金融スペシャリスト 金融ディーラーの主な仕事内容 ディーラーは、外国為替、外
-
-
駐車場管理人 (チュウシャジョウカンリニン)
高年齢でも就業できるが労働力の需要は減少傾向 駐車場管理人の主な仕事内容 駐車場管理人の
-
-
非破壊検査員 (ヒハカイケンサイン)
工業国では不可欠の専門技術者 非破壊検査員の主な仕事内容 非破壊検査員の仕事は、金属
-
-
ハウジングアドバイザー
不動産売買の実務面でのコンサルタント ハウジングアドバイザーの主な仕事内容 不動産会社や
- PREV
- 校正者(コウセイシャ)
- NEXT
- 入国審査官(ニュウコクシンサカン)




