めっき工 (メッキコウ)

職務内容や作業環境の改善が進む

めっき工の主な仕事内容

金属、プラスチック、セラミックスなどの表面を薄い金属の被膜で覆うことを「めっき」といいます。
めっきは、昔から、さびや腐食を防いだり、品物を美しく見せることにより価値を高める目的で広く使われてきました。
めっきの方法には、電気めっき、化学めっき、真空めっきなどがありますが、普通めっきというと電気めっきや化学めっきを指します。
めっきを行う工場の従業員は、大きく分けると、めっき作業を行うめっき工、素材の研磨作業を行う研磨工、めっき液の分析を行う分析試験工(めっき技術員)、めっき製品の検査工、包装工に分かれます。

 

めっき工になるには

 めっき工となるために、特に資格や免許、学歴は必要としません。
高卒者や同等の学力のある人なら、東京都鍍金工業組合高等職業訓練校に入校してめっき技術を習得することもできます。
めっき工に関連した資格としては、電気めっきの技能検定の他、特定化学物質等作業主任者、有機溶剤作業主任者、公害防止管理者、毒物劇物取扱責任者などがあります。
めっき工場は24時間体制で操業している場合が多いため、勤務形態は3交替制による勤務が一般的です。
週休二日制を導入している企業は全体の約75%を占めます。
めっき作業は、常に水、重金属、毒物劇物などを大量に取り扱うほか、めっき液が高温のため作業環境は高温多湿となります。
また脱脂や酸洗、めっき工程では有機溶剤や毒物劇物を扱うため、めっき作業にはこうした化学物質や電気による危険、あるいは薬品の臭いが伴います。
このため、局所排気装置の取り付けなど労働安全衛生面で厳重な指導が行われています。
また自動化や労働条件の改善も進んでいます。


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