靴製造工 (クツセイゾウコウ)

近年は他種少量生産方式に移行しつつある

靴製造工の主な仕事内容

靴には、天然の皮革を使った革靴、布靴、ゴム靴、プラスチック靴がありますが、靴製造工はおもに皮革靴を作る仕事で、次の5部門に分かれています。
◆靴型の甲部に紙やテープ紙を張り、それを展開して甲部パーツの型を作る「デザイン・設計部門」
 ※最近ではCAD(コンピュータ)を使って設計するところも増えています。
◆油圧式裁断機を使って皮革を裁断する「裁断部門」
◆裁断されたパーツのふちをすいたり折り曲げたりした後、裏材を重ねてミシンで縫い合わせ甲部を作る「縫製部門」
◆釣込機で甲部を靴型に密着させ、底材料を接着剤で貼り付ける(もしくはミシンで縫い付ける)「釣り込み・底付け部門」
◆靴底やかかとの不要な部分を機械で削り、仕上剤で化粧をする「仕上げ部門」

最近では多品種少量生産の工場が増えているため、一人で多工程を受け持つ場合も多いです。

 

靴製造工になるには

 デザイン・設計部門では、仕事にコンピュータを用いて行う事業所も増えています。従って、デザイン・設計部門の仕事に就くには、デザイン系の高校などを卒業した方が望ましく、コンピュータの初歩を習得しておく必要があります。
しかし、総じて靴製造工は学歴も資格も必要としません。どの部門でも入社直後は比較的熟練を必要としない作業から仕事を覚え、その中で材料や靴の知識、製造の技術も習得してゆくのが一般的です。
最近では多品種少量生産で、付加価値の高い商品が求められており、多様な技術をマスターした多能工が高い評価を受けています。


資格について

※靴製造工に関係のある資格を一覧でみれます。資格に必要な学校も同時に調べられます。

 

小物作りの仕事


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