プラスチック製品成形工 (プラスチックセイヒンセイケイコウ)
プラスチック製品成形工の主な仕事内容
プラスチック製品成形工の仕事は、成形機にプラスチック材料を投入し、加熱溶解したものを金型などで形を与えて冷却し固化させ、製品にすることです。
一般的な作業手順は、まず、作る製品に必要な金型を成形機に取り付けます。
材料を成形機に投入し、温度や圧力、速度などの成形条件を成形機にセットし、試運転します。
指示どおりの製品ができるように調整し終えると、その後は連続運転により成形を続け、時々材料を補給します。
通常は安定して生産を続けられるが、途中で条件が変化すると不良品になる恐れがあるため、機械の監視を続け、必要に応じて成形条件を修正します。
金型から製品を取り出し、形状、寸法が正しいか検査し、仕上げ工程や箱詰め工程へ送ります。
プラスチック製品の利用範囲は非常に広く、自動車や電気機械の部品、建築材料、医療用具、農水産用品、文具、玩具、包装用資材、日用品、雑貨など広範にわたり、今ではプラスチック製品は産業にも日常生活にも欠かせない重要な製品となっています。
プラスチック製品成形工になるには
中学や高校の卒業者であれば、特に機械や化学についての知識がなくとも、プラスチック製品成形工になることができます。機械や電気、化学などの知識があると有利です。
現在では製品の成形不良を避けるために、製造工程は自動化が進んでいます。機械作業ですが、力仕事をするわけではないので、女子も就職できますし、中途採用も多く見られる業種です。
関連する資格として厚生労働省が実施する技能検定の「プラスチック成形技能士」の資格があり、取得すると給与面で評価されることが多いです。
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