ガラス工芸家 (ガラスコウゲイカ)
ガラス工芸家の主な仕事内容
ガラス工芸家とは、ガラスを使って、花瓶やコップ、皿などから、小物まで、さまざまなものを創り出す工芸家です。高温のガラスを成形するホットワーク工芸家と、成形され固体化したガラスに装飾を加えるコールドワーク工芸家に分類されます。繊細さや感性はもちろんのこと、体力も欠かせません。自ら作家のもとに弟子入りして学ぶか、ガラス会社に就職し、技術を習得後、創作活動に入るパターンが多いようです。
ホットワーク工芸家は、高温で柔らかい状態のガラスに息を吹き込み、宙吹きや型吹き鋳造、異種素材を焼成するパート・ド・ヴェールなどの成形技法を用いて、材料のガラスを思い描く形に変えていく。
コールドワーク工芸家は、ホットワークの職人が成形したガラスに、カット、彫刻、サンドブラスト、エナメリングなどの加飾技法をほどこして作品を制作する。
ショップが併設された工房などで作品を制作し、作品を販売しながら制作を続ける作家が多い。
また、観光地などの工房では、ガラス工芸を体験する観光客に作り方を指導し、一緒に作品を制作することもある。
また、江戸切子など、伝統産業として作品を制作し、大皿などかなりの値がつく大作を仕上げる場合もある。
ガラス工芸家になるには
ガラス工芸家になるにあたって、特に必要とされる資格はありません。ガラス工芸品メーカーに就職して技術を学びメーカーの作家として活躍する人、メーカーで勤めた後に独立して工房を持ち作家活動を行う人、工房に弟子入りして独立を目指し学ぶ人、等が主流でしたが、昨今はガラス工芸の諸技法を学べる学校も増えたため、学校で技術を習得し、卒業後すぐに作家として活躍する方もいるようです。技法の習得には5年、10年といった長期にわたる研修が必要とされ、その間に自分の独創性やセンスを磨く必要があります。年齢的な制約がなく、技術を身につければ長く続けられる仕事であり、独立して自分の工房をもつことも可能です。
高校生の方:
ガラス工芸家を目指す大学や専門学校を探す
社会人やフリーターの方:
ガラス工芸家に必要な資格・講座を探す
資格について
※ガラス工芸家に関係のある資格を一覧でみれます。資格に必要な学校も同時に調べられます。
関連記事
-
-
鋳物工 (イモノコウ)
鋳型に溶かした金属を流し込んで成型 鋳物工の主な仕事内容 鋳物工の仕事は、金属を溶解して
-
-
訪問介護員 (ホウモンカイゴイン)
地域在宅老人・介護ケアの調整役 訪問介護員(ホームヘルパー)の主な仕事内容 福祉行政でも老人介護
-
-
映画バイヤー(エイガバイヤー)
映画のスペシャリスト 映画バイヤーの主な仕事内容 映画バイヤーとは世界各国の映画祭や映画見本市
-
-
スポーツ審判員(スポーツシンパンイン)
スポーツにおける判定員 スポーツ審判員の主な仕事内容 プロ野球やサッカー、バレーボール、柔道な
-
-
栄養士 (エイヨウシ)
栄養指導を通して健康を守る 栄養士の主な仕事内容 栄養士は、学校や病院などで、栄養に
-
-
NCフライス盤工 (エヌシーフライスバンコウ)
高精度加工を繰り返し行えるのがNCフライス盤である。 NCフライス盤工の主な仕事内容
-
-
営業マン (エイギョウマン)
自社の商品やサービス・情報などをアピールし、購入を促すサービス業 営業マンの主な仕事内容
- PREV
- スーツアクター
- NEXT
- 営業事務 (エイギョウジム)




