防水工 (ボウスイコウ)
防水工の主な仕事内容
防水工は、建物の仕上げ職種の一つであり、屋根などの防水工事において防水層をつくる作業を行う。
建物において防水工事を必要とする部分は多く、一般に降雨水の建物への侵入、生活及び産業等に必要な水を貯水したり、あるいは不要な水を排水したりする部分には必ず防水工事が必要である。
防水工は、次のような防水層の種別あるいは工法の種別によって、それぞれ専門的な技量を必要とすることから、アスファルト系防水層・合成ゴム系防水層・塩化ビニル樹脂系防水層・酢酸ビニル樹脂系防水層・ウレタンゴム系防水層・アクリルゴム系防水層・FRP系防水層・セメント系防水・シーリング工事などに分けられている。
最近では、防水層の種別あるいは工法の種別も新しいものが増えるに従い、複数の防水層あるいは防水工法を施工できる技量が必要となってきている。
防水工になるには
防水工として入職するには、専門的な学歴や資格は必要とされないが、一定の体力が求められます。
必要な技能は、現場で働きながら身に付けていくのが一般的で、技能を習得するのに必要な年数は防水層の種別や工法の種別によって異なるが、早ければ2~3年、遅くても5年程度で一応の仕事はできるようになります。
入職後一定の実務経験を積んだ後に、厚生労働省が実施する技能検定の「防水施工技能士」の資格を取得すると、技術の証明として評価され、昇進の可能性も高まります。
入職後の努力により技能の向上を図り、さらに経験を積むことによって、将来、経営能力を発揮することにより自営業者として独立、開業する可能性が大きいということも、この職業の魅力の一つです。
資格について
※防水工に関係のある資格を一覧でみられます。資格に必要な学校も同時に調べられます。
関連記事
-
作業療法士 (サギョウリョウホウシ)
社会適応能力を回復させる 作業療法士の主な仕事内容 身体や精神に障害がある人に対して、手芸や
-
製パン工 (セイパンコウ)
パン作りの技術習得にはかなりの実務経験が必要 製パン工の主な仕事内容 製パン工の仕事
-
セキュリティ技術者 (セキュリティギジュツシャ)
不法なアクセスや破壊行為から情報を守る セキュリティ技術者の主な仕事内容 企業などの
-
染色工 (センショクコウ)
主に機械による染色に従事する人たち 染色工の主な仕事内容 染色工の仕事は、各種の染料、薬
-
配管工 (ハイカンコウ)
衛生配管工と空調配管工に分かれる 配管工の主な仕事内容 水道やガスなどの配管工事を行
-
診療情報管理士 (シンリョウジョウホウカンリシ)
カルテや診療情報を管理し、研究や広報にも活用 診療情報管理士の主な仕事内容 カルテをはじ
-
住宅・不動産会社営業部員 (ジュウタクフドウサンガイシャエイギョウブイン)
宅地建物取引主任者の資格は必須ともいわれる 住宅・不動産会社営業部員の主な仕事内容
-
法務教官 (ホウムキョウカン)
少年院などで社会復帰させるための指導を担当 法務教官の主な仕事内容 法務教官の仕事は
-
電器店員 (デンキテンイン)
お客のニーズに応じたコンサルティングセールス 電器店員の主な仕事内容 テレビやラジオ
-
作詞家 (サクシカ)
歌手に提供する曲の詩を書く 作詞家の主な仕事内容 歌手に提供する曲の詩を書くのが作詞
- PREV
- ケースワーカー
- NEXT
- 二輪自動車整備士 (ニリンジドウシャセイビシ)