はり師・きゅう師 (ハリシキュウシ)
はり師・きゅう師の主な仕事内容
はり師は身体のツボをはりで刺激し、きゅう師はツボをきゅうで暖めることで、人間が本来もっている自然治癒力を活性化させて病気を治療する。
はり・きゅう治療の背景である東洋医学では、「気」(生命エネルギー)が全身をめぐり生命を保っていて、「気」のめぐりが悪くなると病気になると考える。
「気」のとどこおりや詰まりを調整する場所がツボ(経穴)であり、ここを刺激することで人間の自然治癒力を高める。
副作用がほとんど見られない医療法といわれている。
はり治療に用いるはりは直径0.2㎜の髪の毛ほどの太さである。
患者の症状に応じて、ツボを指で探し当てて、消毒したはりをトントンと叩くようにして瞬間的に皮膚を通過させる。
患部だけでなく、その周辺の神経にも刺激を与える。
きゅう治療の場合は、指で患部周辺を押してツボを探し、ツボに適量のもぐさをのせ線香の火をつけて燃やし、熱の刺激で治療する。
最近では、皮膚に刺したはりを電極にして弱い電流を流すことによって、はりの効果を倍増させる方法も行われている。
きゅう治療では、直接皮膚の上に行わない方法が主流になっている。
はり師・きゅう師になるには
大学入学資格を有し、文部科学大臣が認定した学校または厚生労働大臣が認定した養成施設において3年以上、はり師、きゅう師となるのに必要な知識および技能を修得した後、試験に合格するか、著しい視覚障害を持つ者で、高校入学資格があり、文部科学大臣または厚生労働大臣が認定した養成施設で5年以上必要な知識と技能を修得した後、試験に合格する。
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資格について
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