葬祭ディレクター (ソウサイディレクター)
葬祭ディレクターの主な仕事内容
葬祭ディレクターの仕事は、葬儀の企画から会場設営、儀式の運営・司会・進行だけではなく、死亡届や予算の相談など手続きをすべて代行します。葬儀は、個人の住宅で行や、社葬・団体葬など多様な規模があり、仏教形式、キリスト教形式、神式、または無宗教形式など形式もさまざまです。葬儀師は、さまざまな様式を理解し、準備・運営に当たります。
さらに葬儀終了後の四十九日法要、香典返しの手配のほか、仏壇や墓地の相談、保険の相談や手続の代行なども行います。
通夜から精進落としまでの一連の葬儀行事は突発的で、かつ一般的には2日間程度の短期間で行われるため、葬儀の企画・運営・進行は段取りよくスムーズに行うことが求められます。
葬祭ディレクターになるには
葬儀師になるには、学歴や資格などは問われません。 一般的には、葬儀会社に入職し、葬儀全般の知識を身につけ、経験を重ね、社葬など大規模葬儀の企画・運営にも携われるようになります。
また葬祭ディレクター技能審査という厚生労働省認定の技能審査があり、2級は2年以上の実務経験、1級は5年以上の実務経験者か、2級合格後2年以上実務経験が必要です。
葬儀は悲しみの中で厳粛に執り行われるため、葬祭業務に携わる者の言動がその葬儀の成否に大きな影響を与えます。従って職務を遂行する上で、落ち着き、忍耐、誠実、清潔性、信頼性など人格的な資質が重要視される傾向にあります。
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