ソムリエ
ソムリエの主な仕事内容
ソムリエは、ワインを中心とする飲料のスペシャリストとして、ホテルやレストランでワインの仕入れから接客サービスまでを担当する。
女性の場合はソムリエールと呼ばれる。
ソムリエの仕事は、ワインを適切な時期に仕入れ、湿度や温度に注意しながらじっくりと寝かせて熟成させ、飲み頃を判断し、最高の状態でお客に提供することから始まる。
開店前には、奥の主酒庫からデイセラーと呼ばれる小さな酒庫にワインを補充し、グラスを磨いてテーブルにセットする。
お客が席に着くと、食前酒の注文を聞く。
料理の注文が決まると、生産地や年代によって味の異なる様々なワインの中から、料理に合うワインを勧める。
赤ワインをサービスする場合は、必要に応じてパニエ(バスケット)に入れてテーブルまで運び、味を高めるためデカンタに移し替える。
白ワインやシャンパンの場合は、クーラーに入れて冷やしてからコルクを抜く。
お客に味見をしてもらった後、全員のグラスに注ぐ。
食後には甘口の食後酒を勧める。
ソムリエには、専業の「ソムリエ」のほかに、ウェイター・ウェイトレス兼務の「メートル・ドテル・ソムリエ」、自らレストランなどを経営する「レストラテール・ソムリエ」、酒庫を担当する「カヴィスト・ソムリエ」などがある。
ソムリエになるには
ソムリエになるには、学歴や資格などは必ずしも必要ではありませんが、専門職としてその実力を認めてもらうのは容易なことではありません。ソムリエの受験資格は実務経験5年または日本ソムリエ協会の正会員になってから1年経過後、すなわち最短でも3年の経験が必要です。
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