犬訓練士 (イヌクンレンシ)
犬訓練士の主な仕事内容
犬訓練士とは、盲導犬や警察犬、災害救助犬、空港などにいる麻薬捜査犬、ガス漏れを嗅ぎつける犬など、犬の特性である嗅覚や利口さなどの能力を活かし様々な分野で活躍させるために専門的な訓練を行い社会に貢献できる犬として育てるのが仕事です。
具体的には、訓練所が犬を預かり基本から応用までの訓練を行うのが一般的であるが、出張訓練に出かける場合もある。
まず、犬と親和を図りながら「座れ」や「伏せ」といった服従を主とする基本訓練を6ヶ月ほど行う。警察犬や盲導犬などの場合は特殊な能力を必要とするので、応用訓練をさらに約6ヶ月行う。
盲導犬の場合は、ラブラドルレトリーバーなどが多くみられます。生後12ヶ月くらいから訓練を始め、障害物をよけることや交差点で止まることなど、盲人を誘導する方法を教育します。
警察犬は、犬の中でもシェパードなどが多く活躍できるようです。臭いから犯人を追及したり、犯罪現場に犯人が残した物品の臭いと容疑者の臭いを選別する訓練などを行います。
犬訓練士になるには
犬の訓練士になるには、日本警察犬協会、ジャパンケンネルクラブ、日本シェパード犬登録教会が実施している所定の試験に合格して、公認訓練士の資格を取得する必要があります。盲導犬については、日本盲導犬協会が認定する歩行指導員の資格が必要です。たいていの場合、訓練士を希望する人は、まず各協会で公認した訓練所に見習訓練士として入所し、技術を身につけ資格を取得後に正規の犬訓練士として働くことが一般的です。犬訓練士としてある程度の経験を積むと、多くの人が独立したり、訓練所を開業したりしているようです。
犬が好きなことは大事な要件ではあるが、それだけでは務まりません。犬を従わせる技能に加え、根気、協調性、生き物を扱うという責任感などが求められます。
資格について
※犬訓練士に関係のある資格を一覧でみれます。資格に必要な学校も同時に調べられます。
関連記事
-
-
薬剤師 (ヤクザイシ)
活躍分野は大きく広がっています 薬剤師の主な仕事内容 薬剤師の仕事は、薬学の専門家と
-
-
家具職人(カグショクニン)
物を創造する喜びが味わえる仕事 家具職人の主な仕事内容 家具は和家具と洋家具に大別さ
-
-
眼鏡販売店員 (メガネハンバイテンイン)
眼鏡は日本人のトレードマーク 眼鏡販売店員の主な仕事内容 眼鏡販売店員とは、眼鏡店
-
-
日本語教師 (ニホンゴキョウシ)
外国人に日本語を教える教師 日本語教師の主な仕事内容 外国人に日本語を教える専門教員
-
-
中学校教諭 (チュウガッコウキョウユ)
専門教科を教えるとともに心のケアも 中学校教諭の主な仕事内容 中学校教諭は、小学校と
-
-
機械組立工 (キカイクミタテコウ)
機械を誕生させる喜びを味わえる職業 機械組立工の主な仕事内容 機械組立工は、機械組立
-
-
栄養士 (エイヨウシ)
栄養指導を通して健康を守る 栄養士の主な仕事内容 栄養士は、学校や病院などで、栄養に
- PREV
- 図書館司書 (トショカンシショ)
- NEXT
- イベント制作スタッフ (イベントセイサクスタッフ)